脊髄再生医療で初の保険適用 薬価は1回1496万円

寝たきりゼロ社会実現へ

厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年2月20日、脊髄損傷に対する初の再生医療として薬事承認されていた 脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」(治験薬識別コード:STR01) 「ステミラック」に、公的医療保険を適用することを承認した。26日にも保険治療が可能になる見通し。 怪我から31日以内の患者の骨髄液から幹細胞を取り出して増殖させる細胞医療で、札幌医科大と医療器具大手「ニプロ」(大阪市)が共同開発。2018年12月に厚労省から最大7年間の条件付きで製造販売の承認を得た。 国内治験において、[外傷性脊髄損傷(ASIA機能障害尺度がA、BまたはC)の患者13例中、12例でASIA機能障害尺度が1段階以上改善する] との結果が示されました。外傷性脊髄損傷に対して、効果的な治療法はないため、本製剤の有効性に期待して、中医協が保険適用を認めた。

 *1回分として、1,495万7,755円

静脈注射で使い 薬価は1回当たり約1500万円ほど。対象患者は250人程度を見込む。脊髄損傷の患者さん自身の骨髄に含まれる間葉系幹細胞を体外で増殖させ、その細胞を患者さんの静脈から点滴で投与する再生医療です。損傷した脳神経や血管、中枢神経を修復させると考えられており、脊髄損傷の後遺障害に伴う神経症候や機能障害の改善、要介護度の改善への寄与が期待されています。

https://www.medwatch.jp/?p=25009

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